児童指導員の仕事とは

福祉の仕事の中でも特に若い女性に人気の仕事が児童福祉に関する分野なのですが、その中でも重要な職種である児童指導員について理解を深めましょう。児童指導員の仕事は例えば児童養護施設や児童家庭支援センターなどで保護者のいない子供や、虐待をしてくるなど著しく保護者としての適正に欠けた保護者から離れて生活する必要のある子供向けに、保護者の代わりに生活や学習の支援、それにしつけなども行う仕事です。
いつの時代でも子供は社会全体にとってとても大切な存在ですが、残念ながらどうしても保護者自身や保護者との関係性に問題があってきちんとした生活と成長の場を得られない子供が存在します。児童指導員はそうした子供たちを守るとても意義深い仕事なのです。

児童指導員に求められる役割

児童指導員に求められる役割とは何でしょうか。それは接する子供達だけではなく周りから見てもきちんと親の代わりとしての役割を務め、子供たちの心を支えていくことです。確かに児童養護施設などで生活する子供たちの生活費用は国や自治体の予算や寄付などによって賄われていますし、そうしたお金に関するサポートは大切ですが、それだけでは子供たちは健全に成長することができません。どうしても子供には大人からの愛情が必要であり、またしつけや教育をしてくれる存在が必要です。
そうした愛情を与えて子供たちがどのような関心や問題を抱えているのかを考え、相手に合わせたコミュニケーションを行うのが児童指導員の役割になるのです。

成長を見れることやりがい

非常に責任重大ともいえる児童指導員の役割ですが、この仕事にはどのようなやりがいがあるのでしょうか。実際に働き出せば様々なやりがいを感じるのでしょうが、代表的なものはやはり子供達が成長する姿を見ることでしょう。児童指導員は放課後の子供達に対して勉強も教えますし、勉強に限らない日常生活を送るための生活全般の知識も教えます。
また何かしら子供達が良くないことをすればきちんと叱りしつけも行う存在です。子供達も初めから全てのことが上手くできるわけではありません。そして人によって出来不出来も得手不得手もあります。しかし頑張って努力し、自分のできることを増やしていくことは誰にでもできることであり、児童指導員はそうした子供達の努力と成長を身近で見ていける仕事です。このことはとても大きなやりがいとなるでしょう。
また児童指導員はその名前からは想像がつきづらいかも知れませんが、子供達が安定した生活を送れるようにその親や保護者の支援や指導も行います。そうした行為が上手くいき、子供達が日常に帰っていける姿を見ることができるのも大きなやりがいの1つです。

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